松本ハンドベル

 

クリスマスシーズンになると聴こえてくるハンドベルの音色。ハンドベルは一般に浸透しているとはまだいい難い楽器ですが、松本市には5年前に松本ハンドベル同好会が発足し、愛好者をふやし、演奏活動を行うなどその普及の一翼を担っています。では、ハンドベルってどんな楽器なのでしょうか。

松本ハンドベル同好会の練習にお邪魔して、その魅力をメンバーの皆さんに聞きました!

 

起源は、なんと400年前!?

ハンドベルは、正式な名前を「イングリッシュハンドベル」といい、今から400年ほど前に、その名のとおり英国で誕生した楽器です。目的は、教会のタワーベルを何人かで鳴らす練習をするためでした。 その後、アメリカにわたり、楽器として独立した形になったといわれています。

 

 

 

数人から10数人で演奏します

ハンドベルの奏法は独特です。一つのベルで一つの音しか出ないため、数人から10数人が、それぞれ数本のベルを担当します。ベルを持ち、自分の音がきたときにベルを振ることで音を出し、それがスムーズにつながって、一つの曲になります。 ハンドベルと似たような楽器に、保育園などでよく見かけるミュージックベルがあります。ハンドベルとミュージックベルは似て非なるもの。ミュージックベルはどのように振っても音が出ますが、ハンドベルは決められた一定方向に振らなければ音は出ません。 ハンドベルの奏法の基本は、ベルを回すように振って音を出しますが、そのほかにも、マットに打ち付ける、マレットでベルをたたくなどさまざまな奏法があります。演奏会などで、そんな点も注目してみるといいでしょう。

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キラキラ光って、すてきな楽器…

ハンドベルを実際に見たり聴いたりしたことがある方ならおわかりでしょう。キラキラ光るベル、そして心を癒やしてくれる澄んだ音色…。

松本ハンドベル同好会では、来年からレッスンをスタートさせる6期生を募集しています。あなたも、癒やしの音色を奏でてみませんか。

そしてもう一つの魅力が、ビジュアルの美しさ。ベルを回しながら振って音を出す、そんな奏者のしぐさがとてもキレイなのです。 特に12月は、ハンドベルのトップシーズン。松本ハンドベル同好会でも、福祉施設やイベント、レストランやホテルなどから依頼を受け、演奏します。どこかからベルの音色が聴こえてきたら、ぜひ耳を澄ませてみてください。

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あなたも、癒やしの音色を奏でてみませんか。

写真は松本ハントベル同好会講師
国内ハンドベル奏者の第一人者
長岡 章さん

◇演奏依頼、同好会への問い合わせは…
同好会事務局/TEL.0263‐33‐5886

 

 

 

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