喜ばしいニュースや行事に沸いた平成25年が暮れようとしています。
伊勢神宮が20年に一度の遷宮、出雲大社は60年に一度の大遷宮、富士山の世界文化遺産登録、NHK朝の連ドラ「あまちゃん」ブームで被災地岩手に脚光、高額なJR九州の超豪華寝台列車「ななつ星」が9倍の高倍率予約、2020年東京オリンピック開催決定などなど。アベノミクス効果はなかなか地方に波及している実感はないものの、明るい話題に心躍った年でした。

過日訪ねた出雲大社は大遷宮年ということで連日団体バスが大挙して押し寄せ、年配者に交じって多くの女性たちが縁結びの御利益を求めて参拝に訪れています。最奥部に鎮座する御本殿の大屋根は64万枚の真新しい檜皮(ひわだ)がふかれて、重厚で荘厳な雰囲気に包まれていました。
同時に広島県が誇る世界遺産、宮島の厳島神社を参拝しました。
太古から海の守り神として信仰され、平安末期に平清盛により確立された現在の社殿は美しい朱塗りの本殿・拝殿・回廊などが国宝・重要文化財に指定され、主峰弥山の紅葉と相まって陽光にひときわ輝き神秘的でした。

今回は山陰山陽大周遊と銘打った旅でしたので、倉敷の大原美術館や落ち着いた倉敷川沿いの美観地区や堀川巡りが楽しい山陰の小京都・松江、10年連続庭園日本一を誇り横山大観らの日本画秀品を展示する足立美術館、「ゲゲゲの女房」水木しげるロードに鬼太郎たちの銅像が立つ境港の町、来年正月15日まで大天守修復現場を見学できる国宝姫路城など盛りたくさんの見学地を堪能して来ました。
来年が今年同様に明るい話題に溢れた良い年でありますよう!
(信毎観光・岩﨑象二郎)

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