「口腔ケア」で誤嚥性肺炎を防ぎましょう‼
kaigo1

高齢者および要介護状態の高齢者では、肺炎のリスクが増加すると言われています。
嚥下(飲み込む)機能の低下により、唾液や食べ物が肺に入る“誤嚥”が原因で起こる肺炎を“誤嚥性肺炎”と言い、厚生労働省の2016年「人口動態統計調査」では、この誤嚥性肺炎をふくむ肺炎が65歳以上の高齢者の死因の第3位となっています。

誤嚥性肺炎は口の中の細菌も関係していると言われており、歯磨き、うがい、むし歯の治療、入れ歯の清掃などの「口腔ケア」が重要であるとともに、食べ物を飲み込む指導などをすることにより、肺炎の発生率、死亡率共に低下する事が報告されています。

また、口腔内を刺激する事で脳の働きを活性化させ、唾液分泌、咳反射、嚥下反射が向上し、認知機能の低下を遅らせる効果もあると言われています。
入れ歯をお使いの高齢者の方でもかむ事で唾液の分泌が促進され、唾液の抗菌作用で誤嚥性肺炎を予防する事ができると言われています。
たとえ口から物を食べられなくても、入れ歯を入れ続ける事で唾液の分泌が良くなり、また口の回りの筋肉への刺激にもなり、廃用症候群(生活不活発病)の予防につながります。

松本市歯科医師会では福祉医療部を中心として要介護等で通院困難な患者様に訪問診療を行っております。入れ歯が合わない、歯や歯茎が痛い、歯がグラグラする等の症状がありましたらお気軽にお電話でご相談ください。

一般社団法人 松本市歯科医師会
〒390-0815
松本市深志2丁目3番21号
TEL.(0263)33-2354
FAX.(0263)32-6221

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。