ファン卓球センター
ファン卓球センター

今夏のオリンピックで日本中を熱狂させた卓球の男女日本代表。スピーディーかつパワフルな打ち合いに、手に汗を握った人も多かったのでは。
今回はそんな卓球の魅力をあらためてお伝えするため、国内でも珍しい卓球専用体育館のある松本市波田のファン卓球センターへ向かった。

小原監督
小原監督

今回、お話を聞いたのはファン卓球センター監督の小原秀元さん(61)。
2000年に開設した同センターには卓球台が17台も常設してあり、ジュニアや社会人、ママさんのチームなどが日々練習に励んでいる。幼児からお年寄りまで教えている小原さんは「まずはのびのびと楽しんでプレーすることが一番。
そしてラリーが続く快感をぜひ味わってほしい」と笑顔で話す。

卓球台17台が常設の広々としたセンター
卓球台17台が常設の広々としたセンター

小原監督によると、かつて国際卓球連盟会長を務めた荻村伊智朗氏が生前、「卓球は100㍍走をしながら、カードゲームをするようなもの」と表現したように、卓球は頭と体の瞬発力と調整力が必要なスポーツ。
コンマ何秒の世界の中で、ボールの回転を見極めながら、どのような球をどのコースに返していくのか戦略を練り、打ち返していく。
優れた動体視力はもちろん、持久力も絶対不可欠。1ゲームが終わるころには頭も体もヘトヘトになる激しく熱い球技という。

熱心に練習する選手
熱心に練習する選手

監督は「いつかこのセンターからオリンピック選手が出てくれることが夢です」と練習に励む選手たちを優しいまなざしで見つめながら話してくれた。

ファン卓球センター「JUPIC」の選手たち
ファン卓球センター「JUPIC」の選手たち

本年度の県中学校女子シングルスのチャンピオン、井岡咲乃さん(15・豊科南中学校3年:写真左上)
「卓球の魅力は、老若男女を問わず一緒に楽しめること。奥が深くとても楽しいスポーツなので、ずっとずっと卓球を続けていくことが夢です。小学校3年生の時に、1学年上の伊藤美誠選手と戦ったことがありますが、とても強く、ボロ負けしてしまった。もっと強くなって、またいつか再戦したい」

【上達ワンポイントアドバイス】
まずはボールをよく見て、ボールの跳ね方や軌道に慣れることが大切! ラリーの目標回数をまずは5回、できたら次は10回というように、ちょっとずつ伸ばしていく。あとはとにかく基礎練習を反復すること!

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