新函館北斗発E5系
新函館北斗発E5系

 

中信地区のお客さまに参加いただき北海道新幹線で函館を訪ねる1泊2日ツアーが、函館・北斗2市挙げてのにぎわいの中、実施されました。

 

新青森駅から青函トンネル含む149㌔が開業。東京駅―新函館北斗駅を最速約4時間でつなぐH5系の車体は上部を東北新幹線と同じ常盤グリーン色、白い下部との間にライラックやラベンダーを想起させる彩香パープルの中央帯。

 

北海道地図をモチーフにし、飛来するシロハヤブサをイメージしたシンボルマークが車体にきらめくスタイリッシュなボディーです。

東京駅を出発して約3時間10分後、新青森駅からいよいよ北海道新幹線新線に入り、津軽半島北端の奥津軽いまべつ駅を過ぎるとすぐ、営業路線世界一の長さを誇る青函トンネル(全長53・85㌔)に潜ります。

まもなく竜飛定点(旧竜飛海底駅)通過のアナウンスがかかると乗客たちは一斉にカメラや携帯を車窓に向けて記念撮影。長い海底トンネルを約23分かけて抜けると間もなく北海道最初の木古内駅到着。

 

ここでも一斉にカメラの放列。乗客の皆さんは一様に初めての北海道新幹線を楽しんでいる様子。

函館山夜景
函館山夜景

 

終着となる新函館北斗駅が近づくと函館湾や函館山が望め、夕食後に訪ねる函館山の夜景観賞への期待が高まります。

新函館北斗駅着後、はこだてライナーに乗り換えて在来線函館駅に移動するのですが、これが開業初日のため首都圏の通勤電車さながらのラッシュ状態。所要20分とはいえ、新幹線グランクラスの乗客含め、座席確保できるのはわずか3分の1のみ。

荷物を抱え立ったままの移動に皆さん不満を口にするも、開業初日に免じて苦痛に耐えていただきました。

さすがに函館駅前は歓迎ムード一色で、カニ汁の振る舞いや函館の名店・人気店がスペシャルメニューを提供し大人気。

函館駅前
函館駅前

 

今年のGW旅行動向調査の一番人気は昨年4位から躍進して北海道が1位。

例年夏の人気が沸騰する北海道に通年多くの旅客が訪れ、継続的な経済効果が望めると良いのですが、赤字に苦しむJR北海道が15年後の北海道新幹線札幌延伸まで存続するのかなどと、ちまたをにぎわす、まことしやかなうわさが払拭されんことを祈るばかりです。

(信毎観光 岩崎象二郎)

函館元町(函館市観光協会提供)
函館元町(函館市観光協会提供)

 

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