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より豊かに生きることを前提とした生前整理。

前回はその考え方と基本となる4分類仕分け法を紹介しました。

今回は片づけの中でも特に難しい、「思い出」の整理方法です。

 

思い出の物を厳選しましょう

人生において、思い出の数だけ大切な物は増えていきます。

全て手元に残しておきたいところですがそれは不可能ですので、家の中にある思い出の品々を思い切って厳選します。

前号でお伝えしました『4分割仕分け法(いる・いらない・迷い・移動)』を使って物をすっきりと整理しましょう。

 

思い出の物の適量とは?

最終的な思い出の物の適量はみかん箱(37㌢×33㌢×24㌢)1箱分です。

少ない、と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが厳選することで、より大切な物が見えてきます。
自分だけのすてきな思い出箱を作りましょう。このサイズであれば保管もしやすくなります。

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大切な人へのメッセージ

家族や友人にメッセージを伝えましょう。手紙を書くとなると気恥ずかしさや照れもありますが  今、あらためて伝えることが大切です。ポイントは2つです。

①相手への感謝の気持ちをこめること
②共通の思い出を入れること

今までの人生を振り返り、気持ちを伝えることでよりすてきな関係を築くことができます。

 

親の家の片付けに悩んでいる方へ

親にはいつまでも元気でいてほしい-というのは正直な子供心ですが反面、親の家の片付けに悩んでいるという話も耳にします。

親も子も1年ごとに年を取っていくので片付けを始めるのは少しでも早い方が良いのですが、なかなか言い出せないのが現状です。

その場合、まず自分自身の生前整理を行うと良いでしょう。生前整理と向き合う子の姿を目にすることで、ひとつのきっかけづくりにもなります。

ぜひアドバイスしながら一緒に始めましょう。
決して急かさず、思い出を共有しながら進めていきます。生前整理は年代に関わらず、いつからでも始めることができます。

 

 

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4分類仕分け法

『いる』には使用中の物を、『いらない』には今後も使用する予定のない物、『移動』には使用していないが思い出として保管しておきたい物、『迷い』には処分に迷う物を分類します。 『移動』にて分類した思い出の品々は思い出箱を作成し、大切に保管します。
『迷い』に分類した物は半年後の期限を設けることで、あらためて気持ちも整理でき、手離せるきっかけとなります。

 

 

一般社団法人

生前整理普及協会
生前整理アドバイザー認定指導員

熊谷由里子

 

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