スキー、スノボを楽しむ雪ガールたちが昨今、また増えているという。そこで、2月、3月がもっとも楽しみやすい、「スノーシュー」を今回ご紹介。
雪ガールの皆さん、いま注目の新しい雪山の楽しみ方、チャレンジしてみませんか。

スノーシューで上高地に出かけよう

上高地の入り口にある山あいの宿「中の湯温泉旅館」では冬季限定【冬の上高地散策スノーシュー】プランを実施しています。そこで小林岳史社長に、スノーシューの楽しみ方について教えてもらいました。

―スノーシューってなんですか?
「スノーシューとは、『西洋かんじき』、と考えてもらえばいいでしょう。雪の上を歩くための道具です。スノーシューは、靴の裏に取り付けて使います」

―初心者でもできるのですか?
「まったく問題ありません。歩くだけですから、特別な技術もいりません。坂道にも強く、ラッセル(雪をかき分ける)必要もありません。しいていえば、自分で自分のスノーシューを踏まないように、股を開き気味に歩く、という感じですね。ですから子どももお年寄りも、だれでも気軽に楽しむことができるのです。
このプランでは、まず旅館の周りでスノーシューをつけて慣れてもらい、翌日、上高地へ出かけます。初めての方でもすぐに、どこでも歩けるようになりますよ」

―どのような行程ですか?
「釜トンネルから歩いて上高地に向かいます。河童橋まではおよそ6キロほど。片道3時間くらいです。積雪は1メートルちょっと。本当に真っ白で静寂な、人が誰もいない異空間です。誰も足を踏み入れていない白銀の世界は感動的な美しさ。動物もあまりいないのですが、もしかしたらリスやカモシカに出合えるかもしれません。
初めての方や子どもさん連れの方は、田代池あたりまででもいいでしょう。朝早く出て、田代池のあたりの霧氷を写真に収める方もいます。上高地のスノーシューは3月いっぱい楽しめますヨ」。

―危険はないですか?
「特にありませんが、この時期の上高地は冬山ですから、入山届の提出はお願いしています。また、閉山中のマナーが問題になっていますから、ゴミを散らかしたりしないように、マナーはきちんと守ってください」

 

服装、道具について

スキーウエアや防寒対策をした服装を。スノーシューは意外と汗をかくので暑くなったらすぐ脱げるなど、温度調節がしやすいものがいいでしょう。

中間着としてフリースなどを着用するといいでしょう。

ですが、下着も木綿は汗でぬれると冷たくなるので避け、化繊などで保温性、速乾性のあるものをお勧めします。

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スノーシューに出かけよう♪

県内各地でスノーシューを履いて森の中を散策する、スノーシューハイキングなどを実施しています。たとえば、松本市の乗鞍高原や美ケ原高原。飯山市の「なべくら高原森の家」、南相木村トータルサービス「山歩きの達人によるかんじきツアー」などがあります。また富士見パノラマリゾート、車山高原スキー場など、スキー場でスノーシューが楽しめるところもあります。

 

※この記事は2013年2月の取材時点のものです。

 

 

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