seizenseiri

皆さん、生前整理という言葉を聞いたことがありますか?

生前整理とはネガティブなものではなく、より豊かに生きることを前提とした整理です。

今回はその考え方、始め方を紹介します。

 

遺品整理と生前整理の違い

遺品整理とは自分でできない最期の片づけであり、最愛の家族が亡くなった場合、残された家族が担うケースが大半です。

片づけには長い時間を要し、金銭的にも精神的にも負担が掛かります。
これと異なり、生前整理とは自ら集めた物を自ら整理することであり、持ち主がいる状態なので不要な物はリサイクルまたは譲るなど、物と一緒に思いも引き継がれます。

 

生前整理を行うベストタイミング

生前整理を行うには次の5つの力がある〝今〟がベストタイミングです。
・決断力 ・判断力 ・分別力 ・物の管理力 ・体力
整理整頓とは物を要・不要に分別し、必要な物をキチンと管理していくことですが、それには体力が必要です。

この5つの力がある〝今〟こそ、身の周りの生前整理を行うベストタイミングです!

 

写真を整理しましょう

片づけの中でも整理の難しい物が写真です。写真には顔が写っている物が多く、処分に困る上、当時の思い出もよみがえり、作業はなかなか進みません。
そこで『マイベストアルバム』の作成をお勧めします。

テーマは「輝いている自分」です。数ある写真の中からご自身が写っているものをお誕生から現在に至るまで約30枚選び、1冊の手のひらサイズのアルバムを作成します。

数ある写真を厳選することは大変ですが、眠っていた写真をいつでも眺めることができ、今まで歩んできた人生を一度、振り返ることで、周囲への感謝の気持ちをあらためて感じることができます。

思い出の物を集めて厳選

片づけを進めて行く中で、それが『思い出』の物なのか、『使用中』の物なのか分類します。

そこで4分類仕分け法をお勧めします。(図参照)

yonbunkatsu

4分類仕分け法

『いる』には使用中の物を、『いらない』には今後も使用する予定のない物、『移動』には使用していないが思い出として保管しておきたい物、『迷い』には処分に迷う物を分類します。  『移動』にて分類した思い出の品々は思い出箱を作成し、大切に保管します。
『迷い』に分類した物は半年後の期限を設けることで、あらためて気持ちも整理でき、手離せるきっかけとなります。

 

生前整理とは『より豊かに生きることを前提とした整理』です。

これからの人生、物も心もスッキリして、より良い時間を過ごしましょう!

 

講座のお知らせ

『あったかい生前整理』

2016年2月5日

午前10~11時半

安曇野市豊科ささえあいセンターにじ

参加費500円

定員10人

要予約

090-9667-3687(午後3時以降)

kumagai

 

 

 

一般社団法人

生前整理普及協会
生前整理アドバイザー認定指導員

熊谷由里子

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。