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信州百名山の1つで上田盆地南西部にそびえる独鈷山(とっこさん、1266㍍)。

独鈷とは仏具の1つで、鋭く切れ込む山容が独鈷に似ているから、弘法大師がここに独鈷を埋めたからなどの命名説があるという。「信州の妙義山」とも呼ばれるこの山に9月19日、男女4人で登った。

コースは全部で4つあり、リーダーは10年以上前に登ったという西前山登山道を選択。

三才山、平井寺トンネルを経て中禅寺近くの登山口へ。駐車場に着くと「山頂まで100分」の道標。午前8時20分、樹林帯の中の緩やかな道を登り始める。

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所々崩れている路肩に注意しつつ、心地良い沢音を聞きながら歩を進める。

しめ縄が張られた石を過ぎると急な登りに。補助用のロープも張られているが、「男とロープは信じるな」と同行者。山小屋主に教わった山の格言の1つと言う。
稜線に出ると「山頂まで40分」の看板。

少し下ると、大岩を回り込むように急坂が続く。滑りやすく緊張が走る。

最難所と思われる場所を過ぎ、大岩の上にたどりつくと黄金色の田んぼが美しい塩田平、浅間の山々などの展望が広がる。
再び歩き出し、やせ尾根を過ぎて最後の急登を登ると山頂に到着。

10時。絶景に疲れが吹っ飛ぶ。

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ほこらや三角点と並び、イノシシを収めたほこらがある。

不思議に思い調べると、宮沢コースの登山口から十二支の置物が順番に置かれており、その1つだ。

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今回の山行は「山ご飯」も目的の1つ。

tokkosan03コンロ2台を使い、焼きベーコン、オクラのホイル包み、キノコ3種のバターソテー、棒ラーメンなど豪華なランチを堪能。コーヒーで締めて山を後にした。
下山後は麓の前山寺へ。

国重文の三重塔、見事なかやぶき屋根の本堂を見学し、名物のくるみおはぎをいただく。

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上品な味と庭を眺めながらの雰囲気は抜群。ぜひお勧めしたい。

 

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