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体験したことのないスポーツにチャレンジ!

今回は「スポーツ吹矢(ふきや)」。

狩猟の道具や忍者の武器といった攻撃的なイメージの吹矢を、スポーツとして楽しむことができるということで、日本スポーツ吹矢協会の松本アルプス支部が活動している島立公民館へ向かった。

今回スポーツ吹矢を教えてくれるのは鈴木健一公認指導員。松本アルプス支部は市内3カ所の公民館で毎週活動を行っており、100人近くの会員がいる。吹矢協会は国内に600以上の支部があり、数万人もの競技者がいる。

スポーツ吹矢の特徴は性別、年齢を問わないだけでなく、障害がある人たちでも競技ができるということ。実際に病気のリハビリや介護予防として行われている。車椅子の人用の道具もしっかりと準備されている。

また吹矢といっても矢の先端はとがっていないので、小さい子でも安心してプレーできる。中学校の課外授業で吹矢を教えることもあるそうだ。

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吹矢の基本動作を教わりながら体験へ。(詳しい基本動作、ルールは図表で)
まずは礼。必ず礼に始まり礼で終わる。スポーツというよりは武道に近い。

忘れてはいけない大前提が「腹式呼吸を使って、肺の隅々にまで新鮮な空気をいきわたらせること」。

的に当たって何点取ったかは二の次で、とにかく正しい呼吸法、正しい動作で吹矢を吹く。

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■道具
筒は1㍍20㌢(ジュニアは1㍍)。
矢はビニールフィルム製で約0.8㌘(先端はとがっていない)
■ルール
1ラウンド3分で5本吹く。吹くときは必ず基本動作を守る。段級位認定があり、その階級で的までの距離や実技回数が変わる。距離は5~10㍍。実技回数は2~6ラウンド。

 

fukiya-dougu両手を上げながら大きく息を鼻から吸って、ゆっくりと両手を下ろしながら肺のすべての空気を口から吐き出す(最低でも10秒以上はかける)。

息を深く吐き出すにつれて、集中力は高まっていく。その集中力を持続したまま的に向かって矢を吹く。

矢が的に刺さったときは実に爽快。しかし喜んでいる暇はない。

集中力を切らさないようすぐに次の矢の準備に取り掛かる。

そして3分以内に5本吹く。本数を重ねていけばいくほど集中力は研ぎ澄まされていく。

5本目を吹く頃には周りの雑音も耳に入らないほどに。

そして1ラウンド終了。たった3分だけど、なんともいえない精神的疲労と充実感に満たされた。

何点取れたかなんてとても小さいことだと感じた。

精神を統一して、集中する楽しさ、日常生活でなかなか味わえない。

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スポーツ吹矢は誰でも気軽に楽しめて、精神力や集中力を養いながら、健康になっていくという非常に“お得”スポーツ。

みなさんも新鮮な空気を吸い込んで、体中の細胞を活性化させませんか。

 


 

(社)日本スポーツ吹矢協会の松本アルプス支部
■島立公民館・大会議室(毎週土曜・午後1時半~3時半)
■ゆめひろば庄内・大会議室(毎週土曜・午後7~9時)
■新村公民館(毎週金曜・午後7~9時)
※いつでも体験できますのでお気軽に起こしください。(活動費などの費用は無料)
TEL.0263-26-4227(鈴木さん) http://www.fukiya.net

 

※記事内容は取材時のものです。最新の情報は協会まで直接お問い合わせください。

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