新幹線開業を待つ道南

なべつる岩

なべつる岩

来年3月、道南の松前半島に北海道新幹線が開業します。

この地はかつてアイヌ民族が暮らす蝦夷地でした。

松前は15世紀以降、北条・豊臣の命による蝦夷代官ら、後の松前藩により統治されました。

藩は摩擦を避けながら、アイヌとの交易を独占して富を得ると共に、豊かなニシン、アワビ、昆布などの海産物を北前船を活用して近江や大阪、江戸と交易し、北海道の都として繁栄を極めました。

開陽丸

開陽丸

歴史と文化を今に伝える城下町を散策し、道内唯一の日本式名城・松前城や寺町を巡る松前散策、ニシンと北前船で栄えた江差の古い街並みを歩き、江差追分と豪華な山車の展示館や幕末最強と言われた軍艦「開陽丸」、重要文化財の豪商・旧中村家住宅を訪ねるのも魅力です。

瀬棚港

瀬棚港

道内他地域にないサザエやメバル、クロマグロも捕れて、豊富なイカやニシンと共に旬の絶品料理に食通も唸ります。
また江差港から西に約60㌔沖に浮かぶ奥尻島へはフェリーで2時間、往時より豊富な魚介類の水揚げにより松前藩に大きな貢献を果たしました。

島全体をブナの原生林に覆われる奥尻島は水源に恵まれ、エゾムラサキウニやアワビ、イカの漁獲量が多く、透明度の高いエメラルド色に輝く海が魅力です。

松前城

松前城

青函トンネル開業より28年を経て、いよいよ函館まで新幹線がつながります。

東海道新幹線開業から半世紀、鹿児島から函館まで2150㌔が結ばれます。

札幌延伸は更に15年を要しますが、松前の地元は木古内駅と新函館北斗駅開業を目指して観光客誘致に活気がみなぎります。
東京駅―新函館北斗駅は所要約4時間。

豪商旧横山家内観

豪商旧横山家内観

江戸時代末期に開港した箱館(現在の函館)が国際貿易港としてにぎわった歴史になぞらえ、第二の開港と捉え、観光のみならずビジネス需要の増加、地域経済活性化に大きく期待されます。

 

※この記事は2015年8月、取材時点のものです。

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