サッカー好きな子どもたち。ユニホームは交流大会に出るため作った
サッカー好きな子どもたち。ユニホームは交流大会に出るため作った

誰でも仲良く、楽しく。サッカー好き集まれ!

もっとうまくなりたい、そこに行けば誰かいるし楽しい、1人じゃ続かない練習も友達と一緒なら頑張れる…。

こうした理由で、松本市沢村公園にサッカー好きの小学生が3年ほど前から集まり、自然発生的にできたのが「沢村FC」だ。

チーム名はあるが、ここに来る子どもの大半は、スポーツ少年団や松本山雅FCユースアカデミーなど所属するチームが別にあり、正式な団体ではない。
「公園で遊ぶ」がベースなので、サッカー好きな人なら誰でも歓迎。学校や学年、地域を超えて土日曜や放課後などに集まり、自分のプレーを試したり、仲間との駆け引きを楽しんだりしている。時には、中高生や保護者が加わることもある。

集まればたいがい試合をする。 子どもたちはとにかく試合が大好き
集まればたいがい試合をする。
子どもたちはとにかく試合が大好き

練習メニューはなく、集まった子どもで主に試合をする。公園のため当然サッカー仕様ではなく、ゴールポストは三角コーンで印し、サイドラインも厳密に決めずにプレーする。
活動は小学生だけの時もあるが、メンバーの佐藤慶弥君(旭町小3年)の兄で、近くに住む京介君(高校3年)がほぼ毎回顔を出し、まとめ役となって試合を仕切る。
大切にしているのは、初めて来た子も気持ちよく仲間に入れ、仲良くプレーすること。「遊びとはいえ、マナーやルール、フェアプレーを守ることは厳しく言っています」と京介君。
日ごろ公園を利用させてもらうお礼に、雪が降った日は全員で雪かきをすることも。
小山哲君(旭町小3年)は「チーム以外の友達も増え、サッカーがもっと楽しくなった」。

父親の修さん(38、同市開智)は「ここで練習することで、ボールに触る時間や自分で考えるプレーが増え、上達につながっている」と話した。

2015年5月24に行われた 「第1回松本山雅FCミニサッカー大会」で準優勝に
2015年5月24に行われた
「第1回松本山雅FCミニサッカー大会」で準優勝に

 

 

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